村田沙耶香

【まとめてリライト】村田沙耶香『コンビニ人間』(文庫版)

「小さな光の箱」や「ガラスの箱」と形容されるコンビニのなかで、「コンビニの音」となってゆく無数の音たちに触れながら、主人公・古倉の肉体はマニュアルで彫塑され、見事な歯車として、透明な箱の新陳代謝に勤しんでゆく。 その古倉のアスペっぽい人格と…